1:29:300の法則（危機管理の法則）

トイレの失敗に腹立ち…８３歳入居者を殺害

という記事を読みました。25歳の職員だったと。人様の介護など、なかなかできるものではありません。ましてや若い人達にとっては人間的な部分でまだコントロールが難しいところもあるでしょう。

怒りの気持ちをコントロールするには、ゴミ拾いが一番良いです。私のゴミ拾い24,000kmの経験からです。

毎日拾っても拾っても拾った以上に捨てられ続けるのです。時に食べ物の汁や飲み残しのドリンクが手や服・靴にかかることもあります。暑い夏も寒い冬も続けるのです。人様が休んでいる時も続けるのです。

24,000kmのゴミ拾いも最初の一歩からです。

自分をコントロールすることが難しい時もありますが、怒りの気持ちを持っては何も解決せず、どのようにゴミやそういう社会と向き合うかという事を考えるようになります。

そのうち、「してやっている」ではなく「させてもらっている」という気持ちになってきます。

ただ、それは、若い人たちにとっては困難なタスクであり、口で「ああしろ、こうしろ」やマニュアルではできないことです。

介護だけではなく.サービス業、その他にも言えることです。

日々の悲惨かつ凄惨なニュースを見ての通り、難しい時代です。

【1:29:300の法則】
1件の悲劇がある。その背景には29件のトラブル、300件の「ヒヤリ」「ハッ」とする体験がある。

300のステージで危機の巣は潰しましょう。

若い人たちには、何とか頑張っていきたいです。