遅くまで飲み会をしていた人達と入れ違いに、西寒多神社に向かい出立。
丑三つ時過ぎの西寒多神社は、静寂に包まれ人によっては恐い空間なのかもしれないが、登拝人にとっては心地よく。半月よりちょっと大きめの月でも十分に明るく、月明りのある夜は、西寒多山の住人達は静かなのだ。
登拝道には、人香が残っていた。
週末、いつもより多めの登山者が通ったのではないかな。
登りも下りも8合目展望所からの下界は美しく、真上から撮影する航空写真より斜め45度の方が良い。
冬至が近づきなかなか明るくならず、1時間15分の奥宮入口道の清掃を終えてもまだ暗く、その間ライトをくわえたままなので顎が痛い。
暗い中掃き清めるスキルは、上達したのではないかな。
奥宮は月明りに照らされ、ライトを消し月明りだけで掃き清める。
月明りで山の上にある神様の庭を、北斗七星を眺めながら独り掃き清めるなんて・・・
オシャレやん(Cool)
登山者が来たらビックリ(気味悪く)すると思うけど。
They are all perfect.
入口道を掃き清めることで奥宮に「氣」が流れるようになる。標高607mとはいえ山の上にある奥宮は寒く、しかしながら、奥宮を囲む木々や拝殿、灯篭、狛犬、落ち葉一枚からは温かみを感じる。
輝石と奇跡【霜月29日】孤高の登拝137度目(Going-to-the-God Trail)
西寒多の「輝石」である石嶺殿。
写真では表現できていないが、眩しいほどに輝くさまに圧倒され言葉を失う。
この感動は、見た人にしかわからない。
古代(約2,000年前)よりこの地に住んでいた大分の民も、きっとこの磐座(石嶺殿)の輝きを見つめながら、何かしらお願い事をしたのではないかしら。
小生の拙い筆舌でも神々しさを伝えることはできず。
シーンという音だけが、鼓膜を刺激し脳にアクセスしてくるのだ。
独り静かに西寒多の神の前に立つ。
オシャレやん(Cool)
ヨセミテ国立公園の「Firefall(火の滝)」
西寒多の「輝石」も上手な人が撮影すれば、もっと素晴らしい写真になり、皆様にお伝えすることができるのだが、如何せん小生のパカパカ携帯のカメラでは・・・。
大分のプロ・アマのカメラマンさん、お願いします!
今日現在、7:15から数分間だけの輝き(冬季のみ)。
気分よく下界へ戻る。
途中、小さい山の住人達が走りまわる音が何度か聞こえた。
尾根に出ると暖かく、谷面になると穏やかなひんやりが心地良く。
西寒多神社で清掃するTさんと話をする。
小生が、奥宮の清掃を続けられているのは、Tさんが毎朝されている姿を見てのこと。
そして、それが日々のゴミ拾いにも繋がり、20,000kmまで続けることができている。
その事について感謝の気持ちを伝えた。
「Tさんの真似事をして・・・」と言うと、Tさんはちょっと照れた笑顔で「私も真似事ですよ」と。
Tさんが、現在恐らく最も西寒多神社に詳しい方であり、最後の口伝師ではなかろうか。
紙に記録されていないことについて、どなたかがTさんにお聞きして記録しておく必要があるのではないかなと思っている。
朝の参拝をルーチンにされている日記名「西寒多マダムズ(3名)」にもお会いした。
変わらずお元気そうで何より。
良い一週間になりそうだ。
素晴らしい一週間にしたい。
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