Monday, March 12, 2018

忖度 vs. 美徳

スキャンダルが報道された当初から、日本のファーストレディとして、「付き合ってはいけない、関わり合いになってはいけない」人が描くストーリーの主人公になってしまった(させられてしまった)という感想しかありませんでした。

どの世界にも、我々のような一般ピープルの周囲にも「付き合ってはいけない、関わり合いになってはいけない」という人はいるものです。特に立場のある方にとっては。

情報が錯綜し、真実はまだわからないのですが、「そもそも」はそういうことではないかと。


あと、危機管理の初動ミスが、この問題の傷口を広げていきました。
1件の悲劇がある。その背景には29件のトラブル、300件の「ヒヤリ」「ハッ」とする体験がある。
処方箋で治せるステージで潰しておかないとですね。危機管理は「イマジネーション」の世界です。

「Always 1 step behind」(自省と自戒)


大なり小なり忖度の話は私の周囲でもよく耳にしますし、自覚なく知らないところで忖度の恩恵を受けていることもあるでしょう。大分でもよく聞く話です。

一度忖度の恩恵を受けちゃうとね・・・

聖人君子ではない私は、必要悪という考え方も否定はできず。

「真面目な人間が馬鹿をみる」社会です。

「孤高のゴミ拾い」は、得ではなく徳の話なので忖度はないです。
美徳(excellence)は、訓練と習慣の賜物である。

我々は、あらかじめの美徳が具わっていたり、卓越した能力があるからこそ正しい行動ができるのではなく、正しい行動をするからこそ、美徳や卓越した能力が得られるのである。

我々が何であるかは、我々が繰り返し何を行ったかによって決まるのである。

それゆえ、美徳は行いではなく、習慣なのである。

~アリストテレス~
安倍総理や忖度関係の方達が、「孤高のゴミ拾い」のような忖度・パフォーマンスなしの美徳に積極的に取り組んで下さることを願います。

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