現在の日本経済のあり方は、所謂アメリカ式の経済至上主義をアメリカ以上に推し進めているように見えます。
経済学者さんが説くように、数字だけ見れば上昇しているようには見えますが、得るモノと失うモノについて考えると、将来的にはマイナスに向かうのではないかと心配しています。私は、専門家ではないです。
大分県や大分市も「地方創生・活性化」という免罪符で国に追随します。直接的に利がある人達にとっては良い状況ではありますが、そうではない人達にとっては、果たしてどうなのでしょう。
そんな社会の中では、「町のポイ捨てゴミなどどうでもいいんだよ。経済さえよければ大抵の問題は解決する。道徳然り。」ということになるような気がしまして。いや、実際になっているのではないでしょうか。そんな空気が漂っています。
ゴミを拾い続けて地球半周を通過した昨年のある日、安倍総理宛に「目安箱」に入れる気持ちで一通のメールを送信させて頂きました。この国のゴミを20,000 km拾い歩く中で思ったことを一度だけお伝えしようと思ったのです。それが総理の目に届く届かないかは向こう様のご都合であり、私の問題ではないです。何も伝えずに文句だけ言うのもよくないということ。
大分県知事や大分市長様には出していません。
大きな世界変動や自然災害がなければ、オリンピックまでは、この経済の流れは続くのでしょう。大分県は間もなく「ラグビー・ワールドカップ」という大イベントでトランス状態に入り、そのふわっとした空気は東京オリンピックまで続きます。
「地方創生・活性化」という言葉とお金が、今以上に飛び交うことになるでしょう。
AI・統合型リゾート (IR)・民泊・箱物など次から次へと多種多様なスパイスを沢山ふりかけるわけですが、日本(大分)は、塩の使い方を忘れてしまっているのではないかしら。
塩をすることで保存したり、水や臭みを抜いたり。
魚のアラに酒と塩だけでお吸い物をこしらえたり。
トマトに塩をかけるとサラダになるのです。
スパイスの効いた濃い味の皿ばかりが並びます。
しかし、その皿に「旨味」という日本独特の味覚はない。
スパイスの効いた濃い味で見栄えのよい皿が残飯にならぬよう、その残飯が町に捨てられぬよう願います。
税金は、スパイスでなく塩に使われるべきです。
日々、大分のゴミを拾い歩きながらそんな事を考えています。
本末転倒の国、大分にならぬように。(本末転倒の町)
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