Monday, January 22, 2018

1セントの重み

スタバの後ろの席で大学生がアルバイトの話をしていました。聞きたくなくても耳に入ってしまう声量で、コンビニの仕事を馬鹿にしていました。終始不遜で口の中が苦くなるような内容でした。

大学で何を勉強しているのかな?


10年ほど前、サンフランシスコ国際空港セキュリティチェックでの話。 

いかにも頭の良さそうなエリート風白人学生が金属探知に引っかかり、無表情に後ずさりしポケットに手を突っ込み小銭を取り出すと、トレイに入れず通路のあっちの方にポイっと投げ捨てました。

その光景を見ていた映画に出てくるような大柄な黒人女性検査官の目は、明らかにエリート学生を軽蔑していました。私と目が合うと、彼女は小さく首を3度振りました。

エリートは、「西の横綱」と呼ばれる大学のトレーナーを誇らしげに着て、分厚い経済学のテキストを抱えていました。

西の横綱のMBAを出て初年度にもらう給料は、$89,100。 (2016)

1セントの重みを理解できないエリートが、アメリカ(世界)の経済を支えることになるのです。

そして、キャッシュレス、仮想通貨の現代。


先日、ゴミ拾い道中で高校生が小銭を投げ捨てるのを目撃してしまいました。

これからどういう時代が待っているのかな。

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