Monday, October 31, 2016

菊の御紋【神無月31日】孤高の登拝134度目(Going-to-the-God Trail)

西寒多の 空気は冷たく、お手水が温かく感じた。

真冬の三時過ぎのお手水は、指が切れそうなくらいに鋭利な刃となる。

お手水で清め振り向くと、西寒多ニャンコがいつの間にかちょこんと座りニャーと鳴いた。

「あ、久しぶり」と声をかけ拝殿に向かうと、私の前を歩き、途中何度かゴロリと寝そべっては起き、先導してくれた。

拝殿前に来るとピョンとお賽銭箱の前に飛び上り、私が手を合わせる姿をじっと見つめていた。

お前は、菊の御紋がよく似合うじゃないか。
登拝道の方に向かうと、再び先導し大分社の前でコロコロと二回転した。
大分社・天満社に手を合わせ登拝道に入るところで、西寒多ニャンコはピタリと足を止めた。

「上まで一緒に行くかい?」と誘うと、「行かない」と首を振った。

「じゃあ行ってくるよ。明るくなる前に帰りなよ」と別れを告げると、ニャーと鳴いた。

ちょっと進んで振り向くと、ちょこんと座ってこっちを見ていた。

「今日は山に入らない方がいいよ」と引き留める感じではなかった。

以前、台風の翌日に会った時は、「今日はやめときなよ」と西寒多ニャンコは言った。

登拝を見送ってくれるのは、お前だけだよ。

お前は、きっと登拝道に入ることができないのだな。
曇ってはいたが、夜明け前の大分市街地はキレイに見えた。
 明るくなった下り時は霞んでおり、天気は下り坂になるのだろうと。
木曜日に強風が吹き、下界のゴミを拾いながら奥宮を眺め「この風で葉っぱ落ちてるだろうな・・・」と覚悟をした。

(山頂方面↓)
真っ暗な入口道から清掃を開始したが、山頂方面からウルトラマンに出てくる鳥獣のような鳴き声が何度も聞こえ、「えーなになに!?」とちょっとビビりながら。

下山する時にも遠くの方から「ギャース」という大きな鳴き声が聞こえたが、なんの鳥(?)だったのだろうか。
 奥宮には冷たい風が吹き、冬のような寒さだった。
 They are all perfect.
後半になり風が強くなり、葉が右に左に飛び散り掃き清めることができず、ちょっと残して来週にまわすことにした。

不思議なことに磐座の前は常に穏やかで風が強く吹くことはない。

しばらく目を閉じ、自省と自戒。

あと、行方不明になっている女性が、一日も早くご家族のもとに帰られることを。
このブログを読んで下った奇特な方から「紙垂が汚れているのはよくないですよ」というご親切なメッセージを頂戴をした。

私は神社の職員でも氏子さんでもないただの登拝人であるため、どうすることもできなかったのだが、新しくキレイになっていた。

やはり気持ちよく、心身ともに引き締まる。

時間の経過とともに汚れ、ボロボロになり地面に落ちてしまうのを見ると気にはなる。

毎週登拝をする中で奥宮を常に管理するのは大変な作業であることも理解できるので、「せめて掃き掃除なら自分でもできる」ということで、週一度ではあるが続けさせてもらっている。

神事における仕来り的なこともよく理解していないので、「お前ごときが余計なことをするな」というご指摘を受けたら速やかに止めるつもりでいたのだが、今のところお叱りを受けることもなく。

地面に落ちた紙垂は、自分が回収して処分している。
 奥宮を出ると風は全くなく、寒くもない・・・あれ?
 恐らく木曜日の強風で倒れたであろう朽ちた木と竹。
 不思議と木が倒れるのは闇夜。
過去、真っ暗闇の登拝道で何度も木が倒れる音を聞き、頭上から落ちてきたこと、通り過ぎたすぐ後ろで崩れ谷下に倒れていく場面に直面した。

遠くの方で倒れる音もよく聞こえる。

冬の満月の夜に吹きおろしてくる「西寒多の虎(風)」が走り抜ける時は、上の方から吠えるような轟木が次々となぎ倒されていき、目の前の谷を一気に下っていったのだよ。

まだ二度しか目撃していないが、それはそれは恐ろしい。

漆黒の山の中で山の住人たちや心霊的な類の怖さを感じたことはないが、「西寒多の虎」を見た時は、地滑りが起こったのかと思い死ぬかもしれないと。

明るい時に倒れる場面を目撃したり音を聞いたりしたことはない。
 この木(↓ 2枚同じ木)が倒れて頭に直撃したら逝ってるね・・・。
ありがとうございました。

【2016.10.31】孤高のゴミ拾い(西寒多神社・奥宮ルート編): 19,510km/12,123mi

週末に晴れると山のゴミが多くなります。

山にとって一番良いのは、週末(祭日)に雨が降り、人が入ってこないことです。

登拝道、奥宮には大きなゴミはありませんでしたが、飴やガムの包み紙、煙草の吸殻がチラホラと。

寒田川のゴミ(↓)が数週間前から気になっているのですが、どこから降りていいものかと。コミュニティの方々もさぞかし気にっておられることでしょう。
袋をはらして缶を取り出し中身を捨ててから回収します。
大分市にも不遜な人が多くなって。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

Sunday, October 30, 2016

珍しく私用でゴミ拾いは中止に

インタビューを受けていた仮装した若い女の子が、「1年に1度だけ非日常を楽しめる」と満面の笑みを浮かべていたが、364日退屈な生活をしているのだなと、気の毒な気持ちになってしまった。

物は満ち溢れ、選択肢も多く自由なはずのこの時代にね・・・。

自由の使い方を教えてあげないと。

個性と言いながら、実は昔より個性のない若者たち。

毎年ハロウィンが来ると服部君事件を思い出す。
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大谷温存と中4日ジョンソン。日本Sの明暗を分けた監督のマネジメント力
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イタリアでM6.6

Saturday, October 29, 2016

冷たい水

街中の公園の水に生気がなくなってしまった。

ビルの谷間は、日が暮れるのが早く、山の谷間より冷たい。

春になくて秋にあるもの

ためらい
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アメリカのテレビドラマの中で、Johnnie Walker Blue Labelを「神々の飲む酒」という科白があった。

気軽に飲める額の酒ではなく、免税店でもそこそこのプライスタグである。

家飲みでのウイスキーは、もっぱら「Canadian Club」だ。

リーズナブルで美味い。

ストレートで呷るので、一本あくのにそう時間は掛からない。

荒っぽくウイスキーを飲みたくなる夜がある。

今夜がその夜だ。

おつまみの小説も買ってきた。

洋酒の時は、海外の小説を読むことにしている。

日本酒の時は、時代小説を中心に。

・酒はキレイに飲む
・他人様に迷惑をかけない
・楽しくない酒は飲まない

それが、酒を飲む時の自分との約束事だ。
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なぜピッチャーを替えなかったのだろうか?

守る会【2016.10.29】孤高のゴミ拾い: 19,497km/12,115mi

いつもお会いする方がトレーニング姿ではなく作業着を着ていたので「今日は?」と尋ねると「七瀬川公園の草刈りとかあるんじゃわ」ということでした。「七瀬川公園を守る会」(?)という組織があるそうで。

そう言えば、登拝でお世話になっている本宮山(西寒多山)にも「本宮山を守る会」という方々がおられます。

大分の有志の手により、沢山のものが守られているのですね。

BTW、大分にいくつの「守る会」があるのかな?

ご苦労様です。

ゴミ拾い中盤、水分をたっぷり含んだ分厚い雑誌2冊を回収しました。2冊でもかなりの重量で、ゴミ袋の取っ手が伸びきってしまいました。前半でなくてよかったです。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

Friday, October 28, 2016

小糠雨から本降り

Bene visit qui bene latuit.
目立たず生きる者は、よく生きる
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ちょっと郊外に出ると、近い将来消えてしまいそうな集落が多いことに気付く。

正確には気付いてはいたのだが、特に気にすることがなかったということ。

時代と言えばそれまでだが、廃墟・廃校・荒れ果てた寺社と同じく、錆色の空気がコミュニティとの間に見えない壁を作ってしまう。

50年後、100年後の民のために、誰かが記録を残しているのであろうか?

写真や映像だけでなく、形に残らない口伝も記録しておかなければならない。

現在70代の方々が、昔から伝わることを知っている最後の世代の口伝師ではなかろうか。

彼らから下の世代に伝わらなければ、そこで途切れてしまうことが多いのではないかな。


テネシー州の寂びれた農地が、観光スポットになっていたりする。
大分市も負けてはいない。(観光スポットではない)
 集落にかかる橋。
ポエティックなベンチ。
 山肌が鮮やかに映る川面・・・
気付いたであろうか。逆さ景色になっていることに。

この場所にも工事が入り、今はもう逆さ景色を見ることはできないのだ。
ヘッセが眺めている山が、高崎山によく似ている。
ゴミ拾い道中の景色が、絵画となってカレンダーに。
遠くの観光地まで行かずとも、コミュニティの中にも後世に伝えるべき美・歴史・人物が多く存在するのである。

最近、コミュニティに中国人労働者が集団でやってくるようになった。

ゴミ拾い中、彼女らが写真をパチパチ撮っている姿を見かけることがあり、後にその場所に立ち、カメラを向けていたアングルを確認する。

「なるほど。中国の人は、こういう景色が好みなのか~」ということを知る。

我々は、見慣れたことで良さや有難味を感じなくなってしまっていたのだな。

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夜になってまた雨になる。

明日は、ゴミ拾いできるかな。休んだけ分だけ累積されていくので、毎日拾う方が負担は軽い。
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自由の女神が、130回目の誕生日。

Thursday, October 27, 2016

牧歌

気持ちの良い朝だった。
1810年12月17日、伊能忠敬がこの写真辺りを測量した。

朝より晴天、六ツ後、野津原村出立、測量人は同前、同所より初め、枝恵良・胡麻鶴村字新開・枝廻洲、七瀬川巾二十一間、字三道、それより延岡領県(内藤亀之丞)木上村枝小柳・同口戸村枝田島・臼杵領稙田市村、それより延岡領粟野村・同領雄城村・臼杵領、下宗方村枝八幡田、七瀬川巾二十間、嶋原御宿預所光吉村まで側、二里〇八丁、測所打上げ、四十二間五尺六十〇間、それより仕越、光吉村と延岡領宮崎村まで測、七丁四十八間、合三里十七丁三十〇県五尺、九ツ前光吉村に引帰し着

止宿本陣嶋原御預所庄屋善左衛門、別宿組頭利平治

着後、嶋原御預所代官 井上清左衛門出る、府内惣年寄 渡辺久左衛門、泊宿 橋本屋八左衛門来る、熊本池部長十郎並びに手付四人足立津右衛門、此の所まで送り来たり、それにより坂部ノ方へ見舞に鶴崎へ行、この夜晴曇、測量

~『伊能忠敬測量日記』より抜粋~

写真(上)の撮影スポットは、肥後街道。

毎朝通学する高校生たちは、この道を加藤清正が整備し、参勤交代の時にこの景色を見ていたこと、伊能忠敬が測量をしたこと、勝海舟・坂本龍馬・吉田松陰がワサダタウンの裏側を通過して長崎に向かったこと、豊後~肥後間の重要な交通インフラとして栄えた道だということを知っているのかな?

知らなかったら残念なこと。

ゴミ拾いルートの半分くらいは肥後街道沿い(近辺)であり。6年ほど前、大分市佐賀関~熊本~長崎まで「海舟日記」通りの日程(7泊8日)で歩いて行ったことがある。(寝袋泊)
***
古き良き時代は去っていった
町はもう健康ではない
反省だけが前面にしゃしゃり出てくる

【2016.10.27】孤高のゴミ拾い: 19,482km/12,106mi

朝日が美しく、土手をウォーキング中のシニア女性が手を合わせていました。

自分は心の中で。
朝日から視線を落とすと下界はゴミだらけ。車中から中型のゴミを道路に捨てる人が多くなりました。

ゴミの中身から10代後半からアラサー独身と推測できます。

指定のゴミ袋を買いたくないのですね。

集積所にも指定ゴミ袋以外の袋で捨てる人も多い大分市です。
涼しくなり外で飲み食いする人も多く、タバコの吸殻とコーヒーの空き缶が激増しています。(大分市南方、大分川・七瀬川周辺)
 皆様のご理解とご協力をお願い致します。

Wednesday, October 26, 2016

天気予報になかった夜の雨

ゴミ拾いの途中から暑くなり、大分川の土手には虫が大量発生し顔の周囲に群がる。
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美術館や博物館は、カフェとショップが生命線だと思っている。

カフェやショップが充実しているミュージアムには、特に見たい展示物がなくても足を運んでしまう。

マイナーな美術館で言えば、ワシントンDCの「Corcoran Gallery of Art」のMuseというカフェが好きなっだのだが、残念ながら財政難で閉館してしまった。

映画「Absolute Power」 のロケで使われたことでこの美術館を知った。
SFMOMA(サンフランシスコでは近代美術館)のショップが好きで、文具やバッグなどを購入する。

近代美術館らしくポップな商品が多いので日本へのお土産もここで買うことが多い。

出店も空港内にある。

特に美術館巡りを趣味としているわけではないが、カフェ・ショップ目的で足を運ぶのだ。

そういう意味では、大分県立美術館・大分市立美術館は魅力に欠け、残念ながら足が向かないのである。

もうひとつの地元シアトルの美術館では、現在「Yves Saint Laurent」(イヴ・サンローラン)のイベントが開催されている。

***
治安に不安を抱えるニュースがこの町でも続く。

ゴミ拾い中にお会いする方々も不安を口にし、翌日にお会いする時には、更にまた不安の種が増えている。

今日は高校に不審者が侵入。

ゴミ拾いコースで発生した強盗事件の時間帯に、付近の大分川の土手に差し掛かった。

普段見かけない人とすれ違ったリはしなかったか・・・などと考えてみたが、思い当たることもなく。

それでも毎日大体同じ時間帯に通過するので、「見回りしてもらって助かっている」と言ってくださるコミュニティの方もいらっしゃる。

ゴミ拾いを始めた頃は、見ず知らずの怪しげな男がいきなりゴミ袋をもってウロウロし始めたので警戒され、自治会長さん達に職質のような挨拶をされることも2-3度あった。

10くらいのコミュニティを通過する。

ゴミ拾い道中で気になることがあれば記憶するようにしているが、自分こそシッカリと行動しなければと思っている。

ゴミの多い町は治安も悪化する。

シロアリのように。

大分市のスラム化は、日々進行中である。

ゴミノミクス【2016.10.26】孤高のゴミ拾い: 19,467km/12,096mi

ちょっと昔、銀座のホームレスさんが景気動向を一番把握していると言われていました。

飲食店の残飯などで判断できたということなんですけど、ゴミを毎日15kmも拾っていると景気・売れ筋・広告の品・ゴミ捨て人の層などの判断ができるようになります。

末端の景気動向については、アベノミクスより精度が高いです。自分の足で稼ぐ日々のデータに基づいております。

ちょっと前まで「ポイ捨てゴミ人気 No.1焼酎」は三楽(ワンカップ)で、95%の絶対的シェアを誇っていましたが、最近は以前ほど見かけなくなってきました。それはマナーがよくなったということではなく、景気の影響で末端層が好む酒類のポイ捨てそのものが減少しています。

4年前は、未開封の「山崎(小)」や「ビール」が捨てられていたのですが、今は全く見かけません。飲み終わったビールの空き缶は、10本に1本あるかないかの割合で、あとは発泡酒・第三のビールです。

食品についても高額なものは少なくなり、惣菜やお弁当も割引シールが貼っているものが多くなりました。コンビニおにぎりが100円セールの時が、おにぎりのゴミが急増するのですぐにわかります。

ゴミノミクス分析では、末端層の景気は悪化しています。
最近は、小さい「鬼ごろし」のパックをちょくちょく見かけるようになりました。
いつも通りこの24時間内でゴミが散乱し、毎日毎日車中から通りすがりにポンポン捨てていくので、お住まいの方たち(多くはお年寄り)が嫌がらせ、虐めにあっているようで気の毒なのです。怒りと嘆きと諦めが入り混じった虚しいお言葉を拝聴することも多く。

彼らの声は届かないのですよ。

聞こうとしないから聞こえないのです。
 なんて町だ・・・
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

本末転倒の町【2017.5.24】孤高のゴミ拾い: 22,119 km/13,744 mi

ツバメちゃん達が巣立ってしまいました。空っぽの巣を見るのは寂しいです。もしかしたら第2陣が子育てにやって来るかもしれません。 飲み食いしたゴミ、男性の衣類や下着、女性の下着やストッキングが散乱していました。使用済みの避妊具も散乱していました。ここだけの、今日だけの話では...