Wednesday, March 15, 2017

大分の海を守ること【2017.3.15】孤高のゴミ拾い: 21,291 km/13,230 mi

ゴミ拾いに出発すると、久しぶりに日記名「悪役商会さん」にお会いしました。お年寄りと言うと失礼なのですが、実年齢よりは老けて見えているのだと思います。

確か奥様の介護をなさっているということでしたが、顔色や歩き方などからご本人の体調もかなり悪そうに見えました。しかし、咥えタバコはやめないのですね。
写真ではわかりにくのですが、寒田川と大分川の合流地点に昨年の夏の大雨で流てきたペットボトルや空缶が堆積しています。
大分川と七瀬川などの支流との合流点付近には大量のゴミが堆積しています。合流点以外でも沢山のゴミが引っかかっています。樋管(門)付近にも溜まっています。
しかしながら、そのほとんどは放置されており、次の大雨で下流・海に流すという水洗システムを選択している大分市です。
府内大橋周辺などの河川敷にゴミが上がった時は、数日かけて回収しています。

暖かくなると草が生え、夏になるとマムシなどにも注意しなければならないので、晩秋から春の間に勝負しなければなりませんが、日々のゴミ拾いも増加するばかりでなかなか手が回らないのが現状です。一応、各所のコミュニティ、関係部署の方達が回収するかもと思いつつ後回しになっていたのですが、私の知る限り過去一度も回収されたことはありません。

皆様の目にも入っていると思うので、放置しているのにも何かしらのご事情があるのだとお察し致します。

しかしながら、このまま放置しても結局は下流、または大分の海人が回収することになるのです。

海のゴミの70%は、川から流れだします。

「そんなの放っておけばよい」「あなた1人がやっても所詮・・・」「どうせいいつか流れていくから」「役所にやらせればいい」と言われることも多いのですが、『孤高のゴミ拾い人』にも事情があります。

見て見ぬふりはできません。

大多数の大分の皆様には興味のない話だと思うのですが、私はシーフード好きで海の向こうの世界で水の大切を知る機会も多かったので深刻に考えます。

山のチカラが川を伝い海に流れ込み、大分の海の幸を育ててくれのです。山がチカラを失い川が汚されている現状で、皆様が言うところの「大分の魚は美味しい!」は、いつまで続くことでしょう。少なくとも、未来永劫というわけにはいきませんね。

ゴミに絡まって死んでいる鳥を川で見かけることもあります。

大分川のゴミは海には行かせねぇよ。

全てをキレイに片すことはできず、「無駄なこと」と言われることもあるとは思いますが、「1個でも」という気持ちで向き合っています。

皆様のご理解とご協力をお願い致します。
プラスチックごみ、世界の海に26万9000トン 国際研究(2014)

世界の海は26万9000トン近くの大量のプラスチックごみであふれているとする、全世界の海洋状況を6年間にわたり調査した結果に基づく研究論文が、10日の米オンライン科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」に掲載された。
プラスチックによる海洋汚染の調査・啓蒙活動を行う米NPO「ファイブ・ジャイルズ・インスティチュート(Five Gyres Institute)」などの研究チームによる調査結果は、沿岸付近を常に漂っている比較的大きなプラスチックごみが、海岸から遠く離れた沖で波に洗われて微粒子状になることを示している。

論文の主執筆者で、同NPOの研究部門を率いるマーカス・エリクセン(Marcus Eriksen)氏は、こうしてできる「マイクロプラスチック」は次に食物連鎖に侵入すると指摘する。

「5つの亜熱帯環流のただ中にあるごみの微小片は、世界の海を漂うプラスチックごみの『永眠の地』ではないことを、今回の結果は示している」とエリクセン氏は語る。「マイクロプラスチックの最終段階は、海洋生態系全体との相互作用だ」

6か国の研究者らからなる国際研究チームは、世界のプラスチックごみに関する従来の推定結果の改善を目指し、2007年~2013年の期間にオーストラリア沿岸、ベンガル湾(Bay of Bengal)、地中海(Mediterranean Sea)など世界各地で計24回の現地調査を実施。データを蓄積した。

マイクロプラスチックは網で収集され、サイズの大きな沿岸ごみは目視での調査が行われた。

この調査データを基に推計モデルを作成したところ、海洋全体に含まれるプラスチック微粒子は合計5兆2500億個以上に上り、総重量は26万9000トン近くに達する可能性があるとの推定結果が得られた。

エリクセン氏は、あらゆる場所でマイクロプラスチックを発見し、驚いたという。このことは、サイズの大きなプラスチック製品が環流によって実際に細かく砕かれ、海洋全体に拡散しやすい微粒子になっていることを示唆している。環流は大規模な渦状の循環する海流で、内部にごみが蓄積されている可能性がある。(AFP)
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ゴミ袋が絡まり助けられたイルカが嬉しそう飛び跳ねています。

アメリカでは、州・市レベルでプラスチック・バッグ(レジ袋)禁止の流れになっています。

アメリカ以外では、イングランド、メキシコ、インド、ミャンマー、バングラディッシュ、ルワンダ、オーストラリアで禁止されています。(自分の知る範囲)

ベルギー、アイルランド、スイス、ドイツでは、レジ袋税を導入。台湾は、2006年から3年間禁止しました。(自分の知る範囲)

私が拾って歩くルート上には沢山のレジ袋が散乱しており、大分の河川敷をデコレーションしています。

2年前にハワイがレジ袋禁止に踏み切ったのは、彼らの生命線である美しい海を守るためです。レジ袋が、ハワイの海を汚し、魚たちを傷つけます。
この町(自然)が崩れていく音が聴こえませんか?

聴く耳を養わないと聞こえませんよ。
聴こうという心がないと聞こえませんよ。

民の声も同じだと思います。

大分駅周辺だけが、大分市ではないです。

無駄と思われることでも一歩一歩。

無駄かどうかは、己の心の中に。

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