コロラド州デンバーの新聞『Denver Post』の中に「Stop shrinking The Denver Post」(縮小するデンバーポスト)という読者の意見を大きく取り扱った記事を見つけました。
この読者夫婦は、『Denver Post』を(プリント版)を定期購読し、最近購読期間延長で$500を支払いました。
そんな彼らが失望しているというのです。3月24日にデンバーで開催された「Denver Democrats County Assembly」というイベントを『Denver Post』がスルーしたらしいのです。デモクラシーについて興味のある彼らは楽しみにしていたのにガッカリしたのだと。真面目なご夫婦です。
年々購読料が上がっていくのに新聞のボリュームとコンテンツは減少。編集者が絞り込んだ興味のないセレクション記事を読まされた挙げ句、「続きはオンラインで」というスタイルを迷惑に感じ「購読料を払い過ぎた」と感じているのです。読者が知りたいこと(ニーズ & ウォンツ)と紙面がマッチしないという問題点。
「オンライン新聞は好きではない。紙の新聞が好きなんだ。」というのが彼らの主張です。
勿論、彼らも新聞業界が苦労していることは理解しています。しかしながら、デンバーより規模が小さく、平均収入も低い彼らの地元ピッツバーグの新聞『Pittsburgh Post-Gazette』の方が『Denver Post』よりボリュームがあり良い新聞だという厳しいご指摘。
その厳しいご指摘を大きく載っける『Denver Post』。この件についての新聞社のアンサーはありませんが、掲載したということがアンサーなのでしょう。
私は地元の「大分合同新聞」を定期購読していませんが、週一度はコンビニで購入しています。あとは、気になった記事がある時、図書館でアーカイブを読むこともあります。残念ながら、マイノリティな私に必要な情報と興味(ニーズ & ウォンツ)が記載されていないのでつい後回しになってしまいます。
私もプリント版の新聞の方が好きです。時間が空くと世界中の新聞をオンラインで読んでいますけど。語学力に問題がありますので、英語圏、または英語で読める新聞になりますが、英語以外の新聞の読解にチャレンジすることもあります。外国の地方紙を日本の田舎で読めるなんてね。「地方紙を読む男」です。
「Stop shrinking The 大分合同新聞」
新聞社にとって難しい時代。大分県内でパイの取り合いということについては他紙を圧倒していますが、パイの拡大については厳しい現実なのではないでしょうか。シュリンクするとレベルも落ちてくるもので。釈迦に説法を承知で。
シアトルの新聞社に勤める知人も「厳しい」と言いながらも、マーケティングを強化し、常に新しい試みにチャレンジしています。
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