Monday, April 11, 2016

残心【平成28年卯月11日】孤高の登拝109度目 (Going-to-the-God Trail)

先日の春嵐は、西寒多山(本宮山)・奥宮でも吹き荒れたようで、登拝道は倒木、奥宮には枝葉が散乱していた。拝殿の中も荒れていたが、気にはなるもののそこは自分ごときが触ることのできない領域である。

上り下りとも下界は霞み、8合目から上は谷下から冷たい強風が吹き上げていた。(写真は下り)
奥宮の清掃は、いつもより時間を要したが、風に吹かれた山桜が散る様子を眺めながら、ポエティックに掃き清めることができた。
足跡一つ残さずに。
昔ながらの仕事をキチンとすることで、新しい道が拓けるのでないだろうか。それは我々人間の叡智の積み重ねであり、そこに東洋西洋・人種・宗教・イデオロギーは関係ない。

この西寒多神社・奥宮で言えば、西暦278年から2016年の今日まで1738年間続けられている習慣である。
「斬新」は一過性で終わることが多く、「残心」は古きと新しきとを繋げる美徳となる。

美徳(excellence)は、訓練と習慣の賜物である。

我々は、あらかじめの美徳が具わっていたり、卓越した能力があるからこそ正しい行動ができるのではなく、正しい行動をするからこそ、美徳や卓越した能力が得られるのである。

我々が何であるかは、我々が繰り返し何を行ったかによって決まるのである。

それゆえ、美徳は行いではなく、習慣なのである。

~アリストテレス~

石嶺殿(磐座)は、古代からその様をずっと見守って下さるのである。
登拝道の途中にある「登拝道の番人」だ。今にも動き出しそうな精気を発し、真っ暗な中でも「何かいる!」「誰かに見られてる!」と感じるものである。
新緑のパワーが、山の住人達と我々にもパワーを分け与えてくれる。
 自然との調和と共存と。
They are all perfect.

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